こんにちは、yukiです。
今回は大相撲からの人選です、その名も千代の富士。相撲に関してあまり知らないという方でも少しくらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?
相撲を好きで知らない人ほぼ間違いなくいないでしょう。
第58代横綱ということで実力もあり非常に強い力士でした。
また端正なルックスであったので女性人気も非常に高く、戦いに臨む表情は狼の如くギラギラとしていたためウルフの愛称で親しまれていました。
このようなこともあり、相撲には一切興味がない人でも千代の富士なら知ってるよという程の人気がありました。
飛行機乗せてあげるよ、からの相撲部屋入門
千代の富士は、北海道の出身で家業の漁業を手伝っていて子どもの頃から、非常に運動神経が良かったそうで、陸上競技では地方大会で優勝するほどだったそうです。
中学生のときに盲腸炎にかかり手術を受けたそうですが腹筋が厚く、手術が長引いてしまい麻酔が切れてしまったそうです。
それでも必死に耐える少年の姿を見た病院長が九重部屋に方に推薦をしたそうですが、当の本人は気乗りしていませんでした。
そこで当時の九重親方(元千代の山)は「東京に行かないか、入門するなら飛行機に乗せてあげるよ」と言われました。
当時は飛行機には一般人はなかなか乗れるものではなく、東京に行ける機会もそうなかったのです。
どうしても飛行機に乗りたかった千代の富士は、家族の反対を押し切って九重部屋に入門しました。
肩の脱臼癖との戦い
入門後は、相撲に真面目に取り組み19歳5ヶ月で十両となりました。
ですが、新入幕に入ってからはなかなか成績が上がりません。
千代の富士はもともと両肩の関節かみ合わせが浅いという骨の形状からくる肩の脱臼が顕在化してしまいます。
取り組みも力に任せた強引な投げ技を得意としていたので、肩への負担は増え、度重なる脱臼に悩まされました。
それからは、自分の体格にあった取り組みをすることで脱臼することも減ってきていました。
ですが、激しい取り組みの中でまた脱臼をしてしまいます。
医者からは全治1年、手術をすれば2年といわれる大きな怪我だったそうです。また医者からは「手術をしたら半年は稽古ができない」、「もし2ヶ月で治したいなら筋力トレーニングで肩の周辺を筋肉で固めること」と言われ、そこから千代の富士は、毎日ウェイトトレーニングや腕立て伏せ500回をすることで脱臼を克服しました。
その後、肩の脱臼を克服した千代の富士はめきめきと実力をつけ、頭角を現してきました。その後、千代の富士の初優勝が決まった瞬間の最高視聴率は65.3パーセントで未だに大相撲中継の最高記録となっています。
まとめ
今回は、歴代人気ナンバー1力士、ウルフこと千代の富士について書かせていただきました。
大相撲の世界は、天性の運動神経を持っていた千代の富士でも勝ち進んでいくことが厳しい世界なんですね。
手術中に麻酔が切れるなんてとても怖いですけど、何かを頑張っているとひょんなことから転機が訪れてきたりするものなのかもしれませんね。
自分の弱い部分と向き合い受け入れて、鍛え上げるために試行錯誤していく作業は非常にきつく大変なことです。きっとそこから目を背けずに一歩ずつ戦っていく姿がファンを虜にしたのでしょう。
それでは、今回は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。また次回のブログでお会いしましょう。